回避不能…
エガは嫁からいつも通り買い物を命じられました。
コロナの影響がある中、子供達は外出が危険なものだとなんとなく感じているようです。
長男「パパ、おかいものいったらういるすがいるからあぶないよ。いかないで!」
次男「そうだよ!パパがびょうきになったらぼくかなしいよ!」
😍なんて優しい子供達🥰🥰🥰
嫁「大丈夫だよ!そんなもん!早く行ってこいよ‼︎アンタが黙ってさっさと行かねーからこんな事になんだろ⁉︎」
子供達「だいじょぶならぼくもいっしょにいく」
嫁「ウイルスがいるからダメ!」
子供達「⁇じゃあ、パパもあぶないよ?」
嫁「大丈夫」
子供達「じゃあ、ママがいけばいいじゃん!あぶないのにパパをいかせるのはかわいそうだよ。ずるいよ!ママは!」
おぉ…愛する我が子達よ…
なんて優しいんだ…😭
でも、そのぐらいにしておかないと………
嫁「ブチッ‼︎」
あぁ…嫁の顔つきが変わった…
我が子達よ、逃げろ‼︎
イラついた嫁「いいんだよ!アイツは‼︎ママが病気になったらお家の事何も出来なくなるけど、パパが病気になったって何にも困らねーんだよ!何にも出来ねーんだから‼︎」
嫁「大体あの時も… この時も… そうだ!あの時もこうだった‼︎ なんの役にも立たねーんだから買い物ぐらい行かせりゃいいんだよ!」
子供達「ガクガク、ブルブル…😰」
嫁「大体アンタはいっっつもだらしなさ過ぎんだよ‼︎ 空気読まねーし! 我慢してたけど、2年前に実家に帰った時のあの一言はなんなんだよ!普通言わねーだろ‼︎あんな事‼︎」
2年前の話が急に出てくるのか…?
いやいや、待ってくれ!僕はただ…言われた通りに買い物に行こうとしていただけなんだ‼︎
なんの文句も言わずに、ただ買い物に行こうとしていただけなんだ!!
それなのに…
何故こんなに傷つかなければならないんだ⁉︎
僕はなんの文句も言っていないのに…
暑くも無いのに…
何故⁉︎
何故こんなにも…
目から大量の汗が流れてくるんだろう?
どうすれば僕はこんなに傷つかずに済んだのだろうか?
一体………
どうすれば‼︎‼︎‼︎⁉︎
あったかいご飯
エガが帰ると、嫁は必ず録画したドラマか借りてきたDVDを見ています。
話しかける事なんて滅多にありませんが、話しかけると怒ります。
録画やDVDなのでCM中に話しかけることも出来ません。
鬼嫁も一応、晩ご飯は作ってくれています。作らないと離婚の時不利になるからです。
当然食事は冷めています。ご飯は冷凍されたものです。皆様はどうしますか?
そう。
電子レンジでチンしますよね?
嫁は話しかけると怒ります。電子レンジの音では直接は怒って来ませんが電子レンジで温めをしている間、当て付けのようにテレビのボリュームをめちゃくちゃ上げます。
私はいったいどうすれば良いのでしょうか?
もちろん、出来る限り気を遣います。
レンチンが終わる時に鳴る チンッ という音がしないよう、必ず先に蓋をあけ「取消ボタン」を押す事で最小限に音を抑えます。
見ているDVDの内容を瞬時に把握し、盛り上がる所や重要なシーンでは温めは行いません。
むしろ、ほぼ温めていません。
味噌汁だって冷たいままいきます。
食べる時の咀嚼音もしないよう、出来るだけ噛まずに飲み込みます。
麺類はすすらないよう、お上品に食べます。
オッサンがビールを飲んでいるにも関わらず、飲んだ後に「ぷはぁ〜っ」って言いません。
食器を洗う際も出来るだけ水を出す時間を少なくするよう頑張ります。
おつまみのお菓子とかの袋を開ける時も「パンッ」ってならないようにハサミできります。
ポテトチップス系も出来るだけすぐ噛まずに口の中で充分に湿らせてから噛みます。上の歯茎と舌で上手に溶かします。
あと、どんな事に気を付ければ怒られませんか?
鬼嫁を持つ同胞の方、嫁に怒られないご飯の食べ方を教えてください。
温かい風呂までは望まない…ドアだけでも…
エガは毎日ほぼ同じ時間に家に帰ります。
※これには理由がありますがまた後日ご説明致します。
毎日同じ時間に帰るにも関わらず、必ずエガが帰宅するとお風呂のお湯が洗濯機に吸い込まれている真っ最中です。
嫁はエガを汚いと認識している為、風呂に入らないとリビングへの侵入は許されません。
しかしそのまま風呂に行くと洗濯機から風呂にホースが伸びております。
洗濯機への給水が終わった事を確認して、ホースをくるくる巻いて洗濯機にかけて風呂に入るエガ…
出ると嫁がキレてこういいます。
「ザッケンナ‼︎洗濯が完全に終わる前にホース上げると水が逆流すんだよ!」
…ふむ………
つまりあなたのいいたい事はこういうことかな?
翌日からエガは冬の寒い中、洗濯機と風呂がホースで繋がれている為、風呂のドアを半開きにして入るようになりました。
ちょっと嫌味っぽいですかね?
でも、そんなエガに嫁はこう言いました。
「ザッケンナ‼︎ドアの隙間から水滴が数滴出てんだよ!もっと低い位置でシャワー浴びろよ!」
翌日からエガは、まるで嫁に土下座をしているかのような低い態勢で頭を洗うようになりました。
エガが入る前にお湯を抜かれるぐらいではへこたれませんが、さすがに寒い冬の時期に毎日ドアを開けてシャワーを浴びるのは地獄です…
もっと遅く帰るしかないのか…
洗濯完全に終わるまでって、結構時間かかるんだよなぁ〜
無駄遣いはダメ‼︎
エガ、ティッシュを「シュッシュッ」
嫁「⁉︎⁉︎」「ザッケンナ‼︎」
「ティッシュ二枚も使ってんじゃねーよ!」
「ピッ、ピピッ」
「ティッシュ代も馬鹿になんねーんだよ!普段から電気消し忘れたりするし、節約しようとか思わねーのかよ⁉︎」
「ピピピッ、ピッ」
エガ「ごめん」
嫁「ごめんじゃねーよ!」
「パンッ、パンッ、パンッ!」
「子供にもお金掛かるんだから、ちょっとは気ぃつかえよ!」
「ペタッ、ペタッ」
エガ「はい、気を付けます」
こんな会話がありました。エガは反省致しました。
おっしゃる事はごもっとも。
だがしかし!
だがしかし‼︎‼︎
納得が出来ない!!!!!
会話の中で出てきた様々な音…
まずは「ピピッ」という電子音。これは私もよくわかりませんがおそらく美顔器。なんか赤いレーザーみたいなのが出とる…
高いという事は間違いない。
「パンッ、パンッ」という音…嫁がお高い化粧水を顔に塗っている。
「ペタッ、ペタッ」嫁が顔にパックを貼っている。
ネットで調べたところ、5枚で3千円くらい。
一体ティッシュ何枚分なんだ⁉︎
嫁の限界を調べる
ある日エガがトイレでオナラをすると、少し離れた場所から嫁の怒鳴り声が聞こえる…
嫁「はぁっ⁉︎馬鹿にしてんの⁉︎」
嫁が電話でもしているのかと思っていましたが、ドンドン近づいてくる嫁の足音。ドンドンと叩かれるトイレのドア。
エガは何が起きているのか理解出来ず、只々トイレの中で下半身丸出しで震えるのみ。
どうやら嫁はエガのオナラの音が自分を馬鹿にしているように聞こえたとのことです。
どうやら「ぷ〜〜っ♪」って感じの高い音が嫁を怒らせたようだ…
昨日は何も言われなかったのに、トイレでオナラして怒られ続けるのは嫌だ!
一体、どんなオナラが嫁の逆鱗に触れるのだろうか… 境界線を探る必要がある🤓
次の日からエガのチャレンジは始まる。
初日は【ド】の音
【ぶっ(ドッ♪)】
…ふむ………
怒られない。
次の日は【レ】の音
【ぶっっ(レッッ♪)】
これも行ける
更に次の日は
【ぶーっ(ミーッ♪)】
その後も日々音階を上げていく
【ぶぁーーっ(ファーーッ♪♪)】
【ぶっ、ぶっ…………ぷすぅ〜(ソッ♪ソッ♪……………ファソ〜♫)】
そして次の日
【ぷ〜っ(ラ〜ッ♪)】
嫁「ッッ‼︎⁉︎」
「はぁっ⁉︎馬鹿にしてんのっっ⁉︎」
翌日は
【ぶっぶ〜、ぶ〜(シッシッ〜、シ〜♪)】
嫁「うるせーーんだよ!何回言われりゃわかんだよ!」
ふむ… …大体わかってきたな。
しかし今後の為に確認が必要だ…
翌日
【ぶーっ(ソーッ♪)】
嫁「………」
やはり!
嫁は「ラ」より高い音のオナラをするとキレるようだ!!
その後エガは家では「ソ」までのオナラしかしなくなりました。
その分、外では高音のオナラをぶっ放しています!
もし外で 「ラ」 より高い音のオナラばかりする人を見かけたら、それは私かも知れませんね……
※生まれたばかりの赤ちゃんの最初の泣き声は人種に関係なく必ず「ラ」の音で泣くそうです。
人体の謎… 嫁の謎… 世の中は不思議🤔
鬼嫁との距離
結婚し、子供が出来、お互いに名前で呼ぶ事は一切なくなりました。
相手に呼び掛ける時は
「ねぇ」とか「ちょっと」とかです。
むしろ狭い家の中でもLINEが送られてきて会話をします。
そんなある日、ハイハイをしていた子供が棚にぶつかり、その上にあったプラスチックのケースが子供に落ちそうになりました。
その時嫁が咄嗟にこう叫んだ!
「誰かーーーっっ‼︎‼︎」
幸いケースは子供の横に落ちましたが
いやいや… 誰かーーーっっって…
ワシしかおらんがな。
そんな緊急時の時でも名前を呼ばない努力をしたのか?
ちなみに名前を呼ぶというと、我が子が最初に喋った言葉は「パパ」です。
ママよりは発音がしやすいみたいですね。
で…
二番目に喋った言葉は
「クッチョバ」
です。
何かわかりますか?
クッチョバとは、嫁のことです。
子供とエガで遊んでいる時に嫁が遠くから近づいてくる度に
「チッ、クソババアが来た😫」
とエガが舌打ちをしていた為に子供は嫁の事をクソババア(クッチョバ)として認識。
嫁はクッチョバと言われても何のことかわかっていなかったようですが、エガの内心ヒヤヒヤでした💦
【鬼嫁日記】第一話 鬼嫁の片鱗
エガの嫁が鬼神化したのは、多くの皆様がそうであろう「出産後」でございます。
帝王切開で苦しい思いをして出産をしてくれて本当に感謝していました。
出産当日、我が子は保育器の中にいました。翌日、エガは仕事後病院に直行。保育器の中の赤ちゃんの写真や動画を撮りまくり「他の赤ちゃんも可愛いけどやっぱりこの子が一番可愛いなぁ〜😍」とデレデレ。
しかし、その時すでに我が子は保育器から別の場所に移されていました…
嫁の寝ている部屋に行き笑いながらその話をすると、嫁の表情が変わり
「はっ⁉︎なんで自分の子供わからないの?ありえないんだけど」
今まで嫁からはそんな言い方されなくなったのでエガは凄くビックリしたのを覚えています。
そしてその後はすぐに機嫌が戻りましたが、しばらくして担当の看護師さんから「お子様[マシ]が生えてるみたいですね。でも、特に問題はないので気にしないでくださいね〜〜」との話が…
エガも嫁も[マシ]という言葉を知らなかった為、嫁に指示されエガが検索することに…
携帯で調べると【魔歯】が出てきました。
エガは携帯に書かれている魔歯の説明文をそのまま読み上げる。「生まれつき子供に生えている歯。鬼歯とも言う。現在は先天性歯と言われ特に気にする必要がないが、大昔にはその異様性から捨てられた赤子もいたという…」
エガ「へぇ〜〜、そーなんだ。初めて聞いたよ、魔歯って言葉。でも看護師さんも問題ないって言ってたし、気にすることではないみたいだね。」「現代ではちゃんと解明もされててなんの問題もないみたいだよ。」
嫁「………なんでそんなこと言うの⁉︎」
エガ「⁉︎」
嫁「子供産んだばかりで不安な気持ちなのに、なんで昔は捨てられてたとか、鬼歯とかいうの⁉︎」
エガ「いや…調べてっていうから検索して出てきた文章をそのまま読んだんだけど…」
嫁「なんでその部分を読む必要があったの?なんでもっと気を遣えないの⁉︎」
エガ「ごめん。でも、昔の一部の話だし…さっきも言ったけど現代では気にする必要がないみたいだよ。」
嫁「でも、捨てられてたとか鬼の歯とかいう必要ある?書いてあっても読まなきゃいいでしょ⁉︎」
エガ「そうだね。ごめんね。」
これがおそらくエガが嫁に怒られ始めた最初の方の出来事です。
鬼嫁日記とはなっていますが、出産後で辛い状況、色々と考えてしまう状況の中で確かにこれは 私に非がありました。
しかし、これはあくまでも序章。
今回の件は私に非がありました。怒りたくなる気持ちもわかります。(世の鬼嫁達は、子供産んだ事ないくせになにが分かるんだと言うでしょうが)
今回はこれから始まる鬼嫁による惨劇のプロローグに過ぎない……